ココロで感じたとりたち ~Great Nature&Birds~
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2019.08.23

ご近所生態系の王者現る


前回の6月から季節の移ろいとともに、色々な生き物たちが命の輝きを見せていってくれた。
とりといえば、ホトトギスがやはり毎晩夜鳴き、アオバズクやアオバトの囀りも聞こえてきた。
イソヒヨドリも昼夜問わずひたすら色々な鳴き声でナワバリの主張や♀へのアピールをしていた。

そんなイソヒヨくんだったが、ある日至近距離から、なにやらいつもより必死な声が聞こえてきた。
日没前の薄暗いなか、上下2本の電線に2羽いるのが確認できたが、どうやら上にいる♂が下の♀に求愛?しているようだった。
そこからヒラヒラと屋根に飛び移ったり、しばらく追いかけっこのようなことをやり、そのまま2羽とも暗闇のなかに消えていった。
しばらくして、イソヒヨくんの自宅ともいえるマンション屋上で2羽の姿を観ることができた。どうやらうまくいったようだ。
その後も昼夜問わず鳴き声が聞こえていたのだが、6月末のある日を境にぱたりと聞こえなくなってしまった。

抱卵中なのか、どの段階かはわからないが、捕食者やカラスなどに見つかっては困る状態になっていたのだろう。
どうか無事に育ちますようにと思いながら、ご近所観察を続けていたのだが、どうも様子がおかしい。
イソヒヨくんと競うように、ガビチョウやハッカチョウの声が聞こえていたのだが、あまりにも静かすぎる・・・
カラス以外のとりたちの声がほとんど聞こえなくなった。そればかりか姿もあまりみえない。
季節を考慮したとしても今までここまで静かなことはなかった。ヒヨ、ムク、チュン、メジ、シーちゃんが消えた。


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D500 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR TC-14E III 手持ち 1000x563 ●クリックすると大きくなります♪

そう、やはり天敵がいた。それもロックオンされたらまず逃げられない天空の覇者、ハヤブサだ。

最近は都心のオフィスビル群でも見かけるようになり、すっかり都市部にも順応しているのだが、
まさかこんなところで狩りをしているとは・・・ 
上の画像は、右に獲物がいてまさに鋭い爪で捕らえようとしているところ。
あまりにも遠いので、500mm+テレコンでもオリジナルは豆粒、ゆえに荒い画像はご容赦ください。


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機材他同上 1000x563 ●クリックすると大きくなります♪

ハヤブサの出撃基地はここら辺りで一番高い高圧鉄塔の天辺。
直線距離で250M以上、対角線となると更に遠く、肉眼では姿は確認できない。

ここで獲物が来るのを待ち、ロックオンしたとたん、天辺から急降下して上昇、なにやら塊を掴んで戻ってくる。
たまに遊び好きのカラスがやってくると、烈火のごとき怒りを露わにして攻撃。
大抵きりもみ状態で落ちてゆき、悠然とした面持ちでまた同じ場所に戻ってくる。

ハヤブサが姿を見せるようになって、とりたちの様子が変わったのは納得できたのだが、
イソヒヨドリたちの繁殖は成功するのか? 続きは次回に・・・



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2019.06.02

朝から晩まで元気いっぱいイソヒヨドリ♪


何年前からだろう、駅の近くでは度々観察していたのだけど、それが近所に時々やってきて、

すっかりマンションを根城にしてしまった。

今年は冬もガビチョウに負けないくらい囀って、夜中にまですっとんきょうな声が聞こえていた。

本来の習性は、名前の由来にもなっている礒の岩場や高山の崖などを住処として、虫などを捕らえて暮らしているのだけど、

それがいつからか、内陸部に移動し、ダムなどの人工物から都市部のビルでも見かけるようになった。

ビル群で営巣するハヤブサなどと同じように、人間社会に適応している種のひとつだろう。


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D500 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR TC-14E III 
手持ち トリミング・リサイズ・シャープネスのみ 1024x768 ●クリックすると大きくなります♪ 
※ ♂はわりと錆びたものの近くを好み、♀は暗色の屋根などを好んでいる。
これは体色に近い場所にいた方が、リスクが低いという本能的なものなのだろう。



彼らを観ていると、とても面白いし、どこか安らかな気持ちになる。

まずバリエーション豊富な鳴き声。

一般的な囀りは、冬の心地よい太陽の下で囀るシジュウカラと似て、四季を問わず聞こえてくる。

その他に、ウケケケケ ウケケケケ・・・♪ というカエルようなもの。

ジョウビタキの、ヒヒヒヒ・・・カッカッカカカカ♪とそっくりなもの。




※ ジョウビタキは元ツグミ科でイソヒヨドリとも近い種です。ガビチョウの声も聞こえてきます。


ルールールールー♪というような秋の虫のようなもの。

囀りが変形してあれこれミックスされたもの。

イソヒヨたちの近くには、これまたよく鳴きまくるガビチョウが住んでいるので、たまにバッティングするのだけど、

ガビチョウが鳴き始めると、ピタっとやめてしまうことが多いのも面白い。

これを書いている今もひっきりなしに鳴いている。

囀りなどの鳴き声には理由があるのだけど、この個体の場合?は、たぶんナワバリの主張なのかと思う。

※その後 6/3 前後から徐々に声が聞こえなくなり、6月後半の現在は活発な動きが見られなくなった。
♀が抱卵、育雛に入ったと思われる。♂の姿は反対側の住宅地などで確認できた。(追記)


鳴き声の次に、トコトコトコトコと早足で軽快に歩く姿が、どこか飛脚のようで、走りっぱなしのツグミという感じ。

イソヒヨドリは、ヒヨドリとは全く関係がないツグミ科(最新の鳥類目録ではヒタキ科ツグミ属)で、

姿こそ色つきヒヨドリみたいだけれど、行動などはツグミやヒタキの仲間に似ている。

トコトコ歩いた後はヒラッと宙に舞うことも多く、その後、フライングキャッチ(ヒタキ科の特徴)したり、

マンションの避雷針などの高い所に止まったりしている。


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D500 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR 手持ち トリミング他
1500x845 ●クリックすると大きくなります♪
※ 夕日が羽を照らしています。感度が上がったのとレベル補正他で荒くなっています。



一日中元気いっぱいなイソヒヨドリ、無事に繁殖を終えて、この先も疲れた街の癒しであり続けて欲しい。

みなさんの身近にはたくさんの生き物たちが暮らしています。

歌声のような囀りを聞いてなんだろう?と思って欲しい。そして興味を持って欲しい。関心を持って欲しい。

この世界は人間だけのものではないのだから。




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2019.05.09

不思議な黒いとり ハッカチョウ


1年を通じて近所にいるとりさんのなかで、外来種はこのハッカチョウとガビチョウの2種。

真冬なのに、サンバのリズムみたいな調子でひたすらピーヒャラ鳴いているのがガビチョウ。

ハッカチョウは、雑木林を本拠地としいるガビチョウと違って、川沿いから3、4羽の群れでやってくる。

以前は、採食場の肉屋があったので、そこまでの通過点として立ち寄っていたようだったが、

不景気からか?店仕舞いしてしまってから、そこら周辺では見かけなくなり、今では単なる通過点ではなくなったようだ。

お目当てのものがなんなのかは観察していないので断定できないが、恐らくは食べ物のゴミだろう。


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D500 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR 手持ち トリミング・リサイズ・シャープネスのみ
1/1250 f5.6 ISO400 1500x853 ●クリックすると大きくなります♪


GoogleMap直線距離でおよそ50M。

それなりに切り取っていますが、特徴的な白斑や光に照らされた時の羽衣の色合いもしっかり出ていますね。


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機材同上 手持ち トリミング・リサイズ・シャープネスのみ
1/2000 f5.6 ISO800 1500x1125 ●クリックすると大きくなります♪


普段はこんな感じで、ちょっと怒り気味の表情が多いです。

距離は更に遠く。


ハッカチョウは、中国から台湾、東南アジアが主な分布地である。

以前シンガポールを訪れた時は、そこらじゅうで見ることができた。

日本で言えば、ムクドリのようなもので、実際、ムクドリ科に分類されている。

日本では、局地的にあちらこちらにいるようだが、私の地域では、特定の区でしか見られない。

もしかしたら、今は生息域を広げているかも知れないが、ガビチョウのように凄まじい勢いではない。

20年近く関東南部をあちこち観察してきたが、はっきりわかるほど数が増えたようにも見えず、

同じような場所で留まっている印象である。

このとりさんは、姿も特徴的だが、鳴き声もまた様々な音を出す。

ウヒャーウヒャーウヒャーウヒャー♪ 

これが一番よく聞く鳴き声。

どことなく姿も鳴き声も九官鳥に似ている気がする。

薄ら寒い今朝も、季節や天気や気温なんておかまいなしの陽気な声が聞こえていた。



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2019.04.29

新種!ボンドガラス(木工用)


近所には雑木林を住処にしているハシボソガラスがいる。

最近すっかり見かけなくなった「白ちゃん」と呼んでいた、胸が部分白化した個体をよく観察していた。

白ちゃんには兄弟なのか子なのかわからないが、いつからか同じように部分白化した個体が増えていて、

部分白化を引き起こす劣勢遺伝子を受け継いだものが数羽一緒に行動するのは興味深かった。

そんな近所の食物連鎖の頂点にいる彼らより力を持つモノが、集団でやってくるハシブトガラスたち。

まるで渡りをするカラスのように、一定の周期にやってきてはゴミの日だけ早朝から大騒ぎをし、

これを凡そ1ヶ月ほどやったのち、パタリと姿を消してしまう。

恐らく、こうやって移動を繰り返しているのだろうが、それにしてもゴミ対策をしたわけでもないのに

なぜ移動するのかわからない。カラスなどは人間が考えているより遙かに賢いから、なにかあるのだろう。


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D500 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR 手持ち トリミング・リサイズのみ 1500x853 ●クリックすると大きくなります♪

普段は怪しい黒い影?のようなカラスも、よくよく見てみると青みがかったり、単なる黒色ではないのがわかる。

カラスの仲間の羽衣も、カワセミなどと同じ構造色だから、条件さえ整えばシャボン玉のように虹色に見えたりもする。

カラスの青は深み渋さがあり、どこか慶良間ブルーのような美しさも感じる。

黄色い容器を嘴と足を使って器用に分解する。ハシブトガラス軍団はとにかく賢い。

昔のような単なるネットではなく、箱形で蓋が閉まるネットになってからも、しっかり「獲物」を捕獲する。

さすがに蓋を開けているシーンは見たことないが、ほんのちょっとの隙間に嘴を入れ、

ビニール袋が少しでも引っかかれば、あとは力技で袋ごと抜き盗る。

そのあとは、軍団あげての奪い合いがはじまる。そこには仲間意識などは微塵もない、ように見える。


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機材他同上 1500x853 ●クリックすると大きくなります♪

「な~んか やけにネバネバするなぁ~」



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機材他同上 768x1024 ●クリックすると大きくなります♪

「gぐぬぬ・・・」


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機材他同上 1024x582 ●クリックすると大きくなります♪

しっかり裏面のラベルまで食べてしまうのがすごすぎる・・・

表の表示には「木工・・・・」 と書いてあるように見えるんですが・・・

彼らは雑食性だから、食べられるものはなんでも食べるわけだが、これは果たして食べられるものになるのか?

こうやって見ていると、賢いのかそうでないのか、わからなくもなる・・・

とにかく、ボンドガラス(木工用)恐るべしである。



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2019.04.22

アオジ 別れのうた


あれはいつだったろう、ふと小さい庭で動くものを見つけた。

一応それなりに長くとりを見ているので、スズメでないことだけはわかったのだが、

すると、非繁殖期の寒い時期に住宅地の庭をウロチョロするものは絞られる。

恐らく以前にも何回かやってきたアオジだろうと思っていたが、今冬は随分たくさん姿を見せてくれた。

三羽のとりたちが眠る場所に、たまに好物だったものを置いていたので、それ目当てだったのかも知れない。

ひときわ警戒心が強く、葉が揺れるたびに辺りを気にして飛び立っていた。

そんな姿を見るたびに、野で一羽、逞しく生きていることへの尊敬、畏敬の念、ココロに響くものを感じた。

春が近づくにつれ、昼夜を問わず雨の音が聞こえはじめたある朝、雨粒の音に負けないくらいの声が聞こえた。

何度かぐぜりや囀りは聞いていたが、この日はしっかりした調子で15分以上は鳴いていた。

大粒の雨に濡れながら、時折ブルブルとすっかり色づいた繁殖羽を振るわせて、懸命に鳴いていた。




※ヘッドホンで聞いていただけると、アオジの囀りと雨音が心地よく感じられると思います。


振り返れば、地鳴きは一度も聞かなかったが、住宅街でアオジの囀りを聞いたのははじめてだった。

それから数日後、雲が広がり、暖かい南風が吹いていたある日、随分頻繁に姿を見せるなぁと思っていたら、

翌日以降声も姿もなくなった。 

どうやら渡りの季節を感じて繁殖地へ旅立ってしまったようだ。

冬のアオジはカラの混群などと違い、群れない。 

それだけに常に危険がつきまとい、緊張感が漂ってくるはずだが、どこかいつも優しげな顔をしている。

特別に珍しいとりではないが、小さくか弱く地味ともいえるアオジ。

それでも私にとってはココロ揺さぶられるとりのひとつだ。

いまごろ山で囀っているだろうか、それとも海を渡って大陸を目指しているだろうか。

今年の冬、また元気な姿を見せてもらいたい。必ず。




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