ココロで感じたとりたち ~Great Nature&Birds~ | 野鳥(水辺のとりさん)
  ♪明日はどんな生き物たちにあえるかな...
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2022.07.04

黄昏時の青と赤


昨夕から今朝にかけて観察、撮影のために河原で野宿した。
ちょっとしたシートのみという、自然をなめるな!と怒られそうな超軽装備。
ただ、夜は冷えるから服装は万全で、一番やっかいな蚊の対策はしていたのだけど、
帰宅するまで100箇所以上刺されてしまった・・・
どうも最近の蚊は、忌避剤の主成分であるディートへの耐性を持った個体が増えたようだ。

そんな眠れないヨルを過ごしたわけだけど、空を見上げれば夏の大三角形がキラキラ瞬き、
ひたすら広大な宇宙が、汚れに汚れ溜まりに溜まったココロの膿を洗い流してくれた。


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別の日、別の場所で黄昏時に歩いていると、青いものが目に入った。
ヤマトシジミかルリシジミのようだけど、これから宴会でも開くのか、地面にたくさん集まっていた。
調べてみると、たしかに宴会だった。 酒ではなく水で楽しむ健康的な宴会。


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その後、今度はピンクの棒が動いているなと思ってよく見てみると、薄暗い湿地をスタスタ歩いてゆくクイナ。
でも緋色の羽色・・・
 
おお!こんなところにヒクイナが!

黄昏時で警戒心も薄れていたのか、そう遠くない距離をウロウロ採食しながら、
でもこちらに気づくとヒョイと草むらの中に隠れてしまい、クークークークー♪ と別れの囀り?を聞かせてくれました。

さすがにわたし的許容範囲内(ISO500)では低速SSゆえに手・被写体ブレブレ増産できつかったです・・・



※ 撮影機材は、D500 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR 手持ち


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2022.05.27

夕暮れ時


西の空が灰色の雲で埋め尽くされる少し前

沈みゆく太陽がカワウを照らした・・・


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カワウを見送ったあと、風に揺られた葦が、疲れたココロにやすらぎを与えてくれた・・・


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※ 撮影機材は、D500 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR 手持ち


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2021.04.11

身近な鳥になったモノトーンに赤い目のヤツ


今年はソメイヨシノの開花が早かったけれど、散るのも早かった。

気温の高い日が続きすぎたのが原因なのかしら?

とにもかくにも、サクラ絡みのトリ写真がほとんど撮れなかった。

実際のところは、サクラのないフィールドばかりに出向いていたわけだけど・・・


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おかげで、ちらほらと咲く菜の花(カラシナ)の黄色が目に優しくて、ココロが癒やされました。


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標題のヤツ。 オオバンくん。 黄色はワンポイント菜の花。

ひと昔前は、こいつよりバンの方に遭遇することが多かった気がするけれど、

最近では、全国的にみても留鳥との扱いが多く、個体数も増加傾向とのこと。

全体的に黒っぽく(実際は首から下は灰色やら茶色やら一様ではない)、

嘴から額板(おでこ)が白色、虹彩が赤色、という、どこか弄った自動車のカラーにありそうな、

ロボットものアニメの敵主人公が搭乗してそうなカラーのような、

なにやらわたし好みの配色なのであります。


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カモたちと一緒にいる姿を見かけるけれど、こいつはツル目クイナ科で、彼らとはちょっと違う。

水草などを嘴だけで水中から引っ張り出し、スライドさせて、器用に切断して食べる。

ひたすら静かに黙々と採食している姿ばかり見ているので、とても優しいトリというイメージ。

繁殖期の昨今など、カルガモたちは、「ぐぇーぐぇー ぎゃー!!!」などと騒いでいるけれど、

彼らのそんな姿はあまり見かけない。


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上の画像と背景が似ているように見えるけれど、場所も時間も違います。

これは暗くなった夕方、ちょっとスローシャッター(1/250)で流してみようと試みた一枚。

実際はあまり流れていないけれど、足の部分が少し見えるでしょうか。

カモの仲間やバンと大きく違う部分、趾(あしゆび)が独特の形状(木の葉っぱ)みたいで、

弁足という、ヒレみたいなものが付いているので、泳いだり、潜ったりはバンとは違い、

かなり得意としています。その上、葦の上なども普通に歩けるので、まさにオールマイティなトリ。

捕食者からも逃げやすいことから、今後も増えるのでは?と思っていますが・・・・・


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気分を悪くされた方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。

ですが、あえてこの画像をカラーで見ていただきたかったのです。

沖縄ではヤンバルクイナが毎日のように轢かれていますし、

日本中いたるところで車や列車などとの事故は起き続けています。

ヒト中心の社会ではしょうがないことかも知れませんが、

ただの気持ち悪い画像と忌避せず、何かを感じ、考えてほしいのです。


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これも生息地の近く、違う日、違う場所。

この他にもオオバンの亡骸をたびたび見かけます。

飛翔中に走行車両に衝突したのか、路上を歩行して轢かれたのか、どういう経緯なのかわかりませんが、

オールマイティさを生かして野良猫などの難敵から逃れることはできても、ヒトからは逃れられない・・・・・


※ 撮影機材は4枚目まで、D500 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR 手持ち
   残りはスマホです。




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2020.06.02

きみは何色?


東京の感染者が再び増加している。
ウイルスは依然、世界中に蔓延しているのだから、ヒトの流れが戻れば自ずと増える。
経済活動や学校などと天秤にかけるにしても、確かにさじ加減が難しい。


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D500 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR 手持ち 1500x1000 ●クリックすると大きくなります♪

一方、米国では、白人警察官による理不尽な拘束の末に黒人被害者が死亡。

8分間立膝で首を圧迫、#ICantBreathe(息ができない、あなたは私を殺すつもりですか?)
と訴えているにも関わらず、ひたすら続け、現場で心肺停止。
周りにいた複数の警察官は傍観していただけで、蘇生処置も行わなかった。

度重なる人種差別から来たと思われるこの事件、武漢肺炎によるストレスなども重なり、抗議デモは全米に拡大。
失業率が20%に達し、貧困から略奪などの暴動に発展、現在も40都市以上に夜間外出禁止令が出されている。
もはや内戦とも思える全米各地のライブ映像は、いよいよ新たな公民権運動のはじまりを予感させるものだった。

安倍総理大臣、トランプ大統領、彼らは庶民でも黒人でもない。
庶民や黒人の境遇を理解できるとは思えない彼らに、武漢肺炎や人種差別問題を解決へと導くことができるのだろうか。




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2020.04.05

グエグエ♪


ヒー・・・ ヒー・・・

今朝、まだ半分夜空の薄暗いなか、近所の雑木林からトラツグミのさえずりが聞こえてきました。

お山では、たびたび遭遇しましたが、こんな環境悪化が著しい自然不足すぎるところでヌエの声が聞こえるなんて・・・

もしかすると、他はもっとひどいことになって、やむを得ず微かな自然を求めてやってきたのかも知れません。

さて、河原の土手に座っていると、そこここに春の気配を感じる、そんな季節になりました。

冬眠していたミドリガメがゴミで出来た中洲で甲羅干しをしていたり、小さな虫たちが飛び交っていました。


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D500 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR 手持ち 1500x1000 ●クリックすると大きくなります♪

カルガモたちも群れのなかで大騒ぎ。

恐らく♂が♀を追いかけているんだろうけど、性の識別点が少ないので♂同士でグエグエやりあっているのかも知れない。

羽があると、水上を走ることだってできちゃうから、追いかけっこも、ヒトが真似できないテクニカルなものになる。


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D500 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR 手持ち 1500x1000 ●クリックすると大きくなります♪

のんびりかるちゃんでも、わりと近い時にはしっかり目にフォーカスを合わせないと翼端などが主役になってしまう。

このくらいだと追従してくれるんだけど、つばめちゃんのように高速で、背景に埋もれてしまうような時は楽ちん撮影はできない。


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D500 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR 手持ち 1500x1000 ●クリックすると大きくなります♪

ひとしきり追いかけっこをした後は、よいしょよいしょと階段登って陸で休憩。

趾の先の爪を引っ掛けるようにして、羽を広げてバランスを保ちながら登るさまは、とても鳥とは思えない。

いっそ陸上まで飛べばいいのにと思うけど、蹼足(ぼくそく/前3趾にヒレがある)持ちには、

水上以外に着地するのが、それほど簡単なことではないのかも知れない。

グエグエ♪



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