2020.02.09
電源が入らない?困ったぞ・・・更に悪夢のスッポンピン曲げ
今更ながらですが、SNSと違い、ダラダラとりとめのない話をしても許されるのがブログのよいところですよね。
備忘録がてらということで、ダラダラに耐えられそうな方だけ読み進めてください。
コンピューターとの関わりは、PB-100、PC-1430、所謂ポケコンと呼ばれたものからはじまり、
NEC PC-6001mk2、PC-8801mk2FRなどを経て、しばらく間があいた後、Windows98、Me、2000へと続いて行きました。
ポケコン時代は子供ながらに簡単なプログラムを組んだりして感動したものですが、その後はもっぱらゲーム。
ハイドライドやザナドゥなどは大いにハマりました。
インドアより外で朝から晩まで遊ぶ方が楽しかったので、雪がない季節は野球、雪が降ればスキー漬け。
ですから、ゲーム以外でPCを活用することが少なく、今思えば非常に勿体なかったなと思います。
そんなわけで、古くからPCが身近にあったわりには、表面的かつ中途半端、浅い造詣ゆえに内容も薄いことをご承知おきください。
昔から色々なものを分解していたので、パーツを組み合わせて作る「自作」は嫌いではないのですが、
目まぐるしい進化とともに規格が変わり、その速度についてゆくのが億劫になりました。
今ではPC自体にはそれほど興味はないので、耐久性安定性コスパ重視の至極無難な構成ばかりを組んでいます。
今回も2台組みましたが、マザーボード(基盤)は無難な同じもの、メモリも2台合計8枚全て同じメーカー、
ケースも色違いの同じものと、全く冒険心のない非常につまらないものになりました。
とは言っても、無駄が多いメーカーものや割高なBTOに比べて自分で弄って納得できるのが自作の利点です。
パーツ選びについては正解はありませんが、私の場合は、初期不良対応を考慮して、なるべく同じところで買うようにしています。
初期不良は挑戦的な?パーツやHDD以外滅多にありませんが、今回はちょっと面倒な事案に遭遇しました。

やっつけ感漂う安物ドライバーはスルーしてください^^;
すでに1台同じような構成で組んでいたので、サクサクっと最小構成裸状態で組み合わせ、さて電源オン!
あれ? 動きがない・・・
私は基盤をショートさせずにケースの電源ボタン経由で動作確認をする派?なので、それらの配線を見直して、
気を取り直して、もう一度!電源オン!
あれ? やっぱり動きがない・・・
マザーボードの電池交換など、ひたすらあちこち見直しても起動しないので、パーツのどれかが初期不良と判断しました。
(ここまでえらい時間がかかった)
こういうこともあろうかと、同じような構成の1台目から電源を外して試したり、メモリを差し替えたりしてやっと電源が入りました。
原因は、今までに経験したことがない、ケースの電源ボタン不良。決して安いケースではないのに・・・


表面的には断線などは見当たりませんでした。
基盤のピンをショートさせれば、もっと早く切り分けが出来て、原因がつかめたのですが、ケース経由での癖が仇となりました。
初期不良交換は迅速に行われましたが、アクシデントが自作の醍醐味と思えなくなった今では、たまにこういうハズレを引くと、
手間暇がかかった分、コスパが悪いだけのものになり果てます。
数日後、交換品が届き、無事完成。BIOSを弄ってファンを低速回転に設定して静音化と・・・
うるさい。低速回転なのに、耳障りな高周波音がひどい。色々弄っても、1台目に比べて明らかにうるさい。
キーンと主張しているのはCPU付属のファン。これはこれでまたハズレを引いてしまったらしい・・・
ということで、更にコスパは悪くなるものの、メイン機がうるさいのは許されませんから、CPUファンを交換しました。

Thermaltake Contac Silent 12 サイドフロー型CPUクーラー FN1072 CL-P039-AL12BL-A
Thermaltake Contac Silent 12 サイドフロー型CPUクーラー 「AMD AM4 対応」 FN1072 CL-P039-AL12BL-A
↑
コスパよろしくオススメです♪
ファンはグリスを介してCPUとくっついている状態。付けるのも外すのも特に難しい作業ではありませんが、
ちょっと気を抜いてしまったが為にまさかのスッポン・・・

ファン単体です。付属グリスのせいか?CPUがこの四角い場所に乗ったまま外れてしまったわけです。
スッポンとは、CPUとファンがくっついたまま基盤から外れてしまうことです。
最悪剣山のようになっているピンが折れて使用不可。

取り付け前まともな状態のCPU。
恐る恐るピン山を見てみると、どうやら平気そう! ではなかった・・・

ルーペを使って見てみると、やっぱりひどい有様に・・・
幸い折れてはいなかったものの、合計10本くらいは被害を受けていました。

さて、久々にピン曲がり矯正。色々な方法がありますが、ここまでひん曲がっていると大変。
定規は使えないので、シャーペンでやりました。
ルーペを使って針くらいの太さのピンを1個ずつまっすぐに直します。

じっくり見ると微妙に曲がっていますが、このくらいは許容範囲です。
ライトを口に咥えて、時折ヨダレを垂らしながら小一時間。
だいたい矯正できたので、グリスを多少高価なものに替え、同じように組み込んで、さぁどうだ!
無事起動、動作に異常も見られませんでした。
ファンも期待以上のもので、うーん 静かすぎる。
やっとまともに組み上がりました。
ということで、自作自体は大したことがない作業ばかりなんですが、アクシデントが起きた時は少々やっかいですね。
それでも、納得できるものを長く使いたい人には、アクシデントを含めて、「自作」をオススメしたいです。
最低5年はメイン機としてがんばってもらおう!
いつもありがとうございます・・・



2020.01.19
Windows7 換えましたか?メイン機やっと完成
先日1/14、1月の月例アップデートを最後に、以前からのアナウンス通り"7"の延長サポートが終了しました。
以前Vistaの時も記事にしましたが、マイクロソフトがOSの "穴" を塞ぐことを止めてしまったので、
いくらセキュリティソフトでガードを固めても "穴" が塞がることはありません。
今後も"7"を使うことは何ら問題ありませんし、家庭内LANなどローカルやスタンドアローンならばまず平気でしょう。
サポートが切れたからネットに繋ぐのはすぐに危険だということもありませんが、日に日にリスクが高まっていきます。
最近はランサムウエア(暗号化、身代金型)も増えてきたので、安心して使いたい方は8.1なり"10"にした方がいいと思います。
などということは、多くの方がすでに理解されていることとは思いますが、一応念の為に・・・
さて、以前記事にした時にメインPCをどうするか?ということで、昨年パーツだけは値動きを見て購入していたんですが、
先日やっと組み上げてシステムも安定したので、お話したいと思います。
長いわりに中身が薄いので(笑)それでも読みたい方向けです。
まずOSですが、MacやLinuxにしたかったのですが、メイン機は汎用性優先でWindowsに。
Windowsにするなら "10" しか選択肢がないんですが、しかしこの "Windows10"
現像機を組んだ後にも色々様子を伺っていたのですが、まずもってやたらと外部と通信しているんですよね。
これが気持ち悪くてしょうがないので、サービスとタスクスケジューラで無効にできるものは片っ端から無効にし、
通信を見ながらFWで遮断したのですが、それでもしつこく通信してる有様で、あまり深く進めると不安定になるので、
どうにか安定する程度で妥協しました。大量に動いているsvchost.exeの中身をどうにかしたいところです。
この "10" は、勝手にアップデート&リブートも曲者で、1903以降アップデートを遅らせることができるようになりましたが、
私はフリーのソフトで止めています。FWでも止めているんですが、サービス、タスクスケジューラ、レジストリ変更より簡単です。
Windows10 設定変更ツールV1.7 というもので、最新Ver.1909でも正常稼働しているので、おすすめします。
このソフトはコルタナやテレメトリを簡単に無効化することもできるますが、使用する場合は自己責任でお願いします。
テレメトリといっても複数あるもの全てを無効化できるものではありません。
それから、半年に一度の大型アップデート。
私などは "7" で事足りる使い方しかしていないので、セキュリティ以外の余計な機能更新は非常に迷惑なんですよね。
それも、前回?は、EIZOのモニタに縦縞が入るというバグ入りで、きつい言い方をするならβ(試験的)を配信しているのかと。
元々、コンシューマ(一般)向けは、エンタープライズなどの安定版に対する実験的なOSという位置づけなのは知っていますが、
それにしても・・・ ですから、私は大型アップデートはできる限りスルーしています。これ以上の機能はそれこそ必要ないので。
さて、今回組んだPCのお話ですが、

CPU Ryzen2400G
AMD CPU Ryzen 5 2400G with Wraith Stealth cooler YD2400C5FBBOX

マザーボードは現像機と同じくAsrock B450M Pro4
ASRock AMD B450チップ搭載 Micro ATX マザーボード B450M Pro4
RAM Crucial Ballistix ゲーミングモデル DDR4-2666x4=32GB
CFD販売 DDR4 2666 (PC4-21300) 8GB×2枚 288pin (無期限保証)(Crucial by Micron) W4U2666BMS-8G
ストレージ Samsung SSD 500GB 860EVO(システム) CT1000MX500SSD1/JP(作業) WD60EZRZ-RT(倉庫)
Samsung SSD 500GB 860EVO 2.5インチ内蔵型 5年保証 正規代理店保証品 MZ-76E500B/EC
Crucial SSD 1000GB MX500 内蔵2.5インチ 7mm MX500 (9.5mmスペーサー付属) 5年保証 正規代理店保証品
Western Digital WD Blue 内蔵HDD 3.5インチ スタンダードモデル 6TB SATA 3.0(SATA 6Gb/s) WD60EZAZ-RT
↑
リンク先はWD60EZAZ-RTで、型番が一文字だけ違いますが、中身も違います。
CMRとSMRという書き込み方式の違いがあるのですが、手に入れば従来の型番(CMR)のものをおすすめします。
理由は色々ありますが、とにかく従来型をおすすめします。特にST8000DM004はおすすめしません。
趣味柄?、仕事柄、HDDは2.5・3.5インチ合わせて100台以上所有していますが、手を出さない方がいいものがあります。
電源 CORSAIR CX450M CP-9020101-JP
Corsair CX450M 80PLUS BRONZE認定 PC電源ユニット PS626 CP-9020101-JP
ケース Fractal Design Define Mini C Black MicroATX用 CS6473 FD-CA-DEF-MINI-C-BK
Fractal Design Define Mini C Black MicroATX用PCケース スチール CS6473 FD-CA-DEF-MINI-C-BK
サウンド Creative USB Sound Blaster Digital Music Premium HD r2
Sound Blaster Digital Music Premium HD r2 SB-DM-PHDR2

Thermaltake Contac Silent 12 サイドフロー型CPUクーラー FN1072 CL-P039-AL12BL-A
Thermaltake Contac Silent 12 サイドフロー型CPUクーラー 「AMD AM4 対応」 FN1072 CL-P039-AL12BL-A

メイン機のコンセプトも静音、快速、コスパです。
CPUはカーネルの脆弱性が解消されない以上、ゲーマー以外はしばらくAMDの独壇場になるはずです。
その中でも別途ビデオカードを必要としないAPU、最新世代は必要ないので、2400Gを選択しました。
コスパを考えると最新世代のAPUは必要ありませんし、たとえば、ZEN2の3700X辺りは魅力的ですが、
私の用途ではオーバースペックすぎて無駄です。
2400Gはビデオカードを増設しなくても3画面表示されることができますし、私は更にUSB接続によって
4画面表示させる時もあります。

モニタは全てEIZO、キャリブレーションによる色合わせがしやすいです。
往年の名機L997はもうありませんが、古いものは頑丈で15年モノもバックライトの類他全く問題ないですね。

仮想環境も使っていますが、複数台のPCで複数台のモニタを使う為に便利なのはWake up On Lan Tool
とMouse Without Bordersというソフト。長年使用しています。
無駄といえば、メモリはシングルランク4枚差しの32GBで、XMPでOCしても2800MHzしか出ません。
細かくつめていけばもっとクロックを上げられると思いますが、そこまで興味はありません。
Ryzenはシングルランク2枚挿しが基本ですが、速度より容量を重視しているので、この構成にしました。
では、実際はどのくらい使っているかというと、あれこれ負荷をかけても半分少々という感じです。
ちなみに、RAW現像、動画編集機の方は、16x2GB追加して16x4GB=64GBにしています。
これもそこまで必要か?というと、大量のサムネイルの表示は爆速になりましたが、
まだ重い動画処理などはしていないので、効果のほどはわかりません。
DDR4メモリは、長い間値段が高止まりしていたので、安いうちにストックしとこうという考えもありました。
ストレージ、特にシステム、作業用はSSDしかありえない?んですが、NVMeにするかは迷いました。
速度を考えるならNVMeなんですが、どこでその爆速を発揮させるかが問題で、起動やデータの移動程度くらい
しか恩恵を受けられないものはコスパがよろしくありません。元々データセンターなどで実力を発揮するものですから。
加えて夏場のサーマルスロットリング対策などを考えると、2.5インチSATAのSSDで十分かと。
電源は静音重視ですから、CORSAIRのものでコスパを考えてこれに。コイル鳴きもなく高負荷でもほぼ無音です。
ケースは現像機の色違いの黒で、ガラスはなし。前と横に高密度吸音材を搭載していて作りも満足できるクオリティです。
白とガラス面以外は全て同じですから、パーツを換えて使っています。
サウンドに関しては、ONKYOのSE-200PCIをそのまま使いたかったんですが、最近のマザーボードにはPCIスロットがない・・・
変換ボードも探しましたが、どうも結果が見えなかったので、ノイズにも強い外付けのものにしました。
CreativeのUSB接続のものですが、200PCIより劣化しすぎたなとは思いません。
それより思いの外いいなというのが実感です。音もこだわればキリがない世界ですが、コスパでいえばおすすめできます。
ひとつ注意点として、環境次第かと思いますが、ソフトやドライバ類が普通の状態ではインストールできないことがあります。
セーフモード(スタート→msconfigと入力→ブートタブのセーフブートをチェック→再起動)にすればインストールできます。
インストール後は再び、msconfigから同じようにセーフブートに行って、チェックを外してください。
他にも、Shiftキーを押しながらスタートメニューにある再起動ボタンを押してWindows回復環境→トラブルシューティング
→詳細オプション→スタートアップ設定→再起動→起動後のスタートアップ設定で4を押すなどでも可能です。
問題がいくつかあったのですが、ひとつが、2400G付属のクーラー。

本来はそれなりに静かなはずなんですが、ハズレを引いたらしくBIOSで調整しても耳障りな音が消えませんでした。
静音重視にしているなか、許容範囲を超えていたので、別途CPUクーラーを変更。
noctuaが鉄板なのですが、コスパがいまいちなので、Thermaltakeのものにしました。

これが非常によろしく、そのままの設定でほぼ無音の状態になりました。冷却性も良好。
電源ボタンを押しても音では起動しているのかわからず、光で確認しているくらいです。
両耳との距離約2Mでやや高い場所に設置しています。
今回サーバーなどローカルのPCを除いて4台で色々と"10"のインストールを試し、
DSP版の他、"7"から一度"10"に上げて認証したプロダクトキーのものが通るだけと思っていたんですが、
"10"をインストールして、初めて"7"のプロダクトキーを使ったものも、マイクロソフトのアカウントを作ることなく
ローカルアカウントでデジタル認証できましたし、部品交換どころか、全く別のPCにもインストールできました。
そのまま使うのはライセンス違反というものもあるのですが、"10"が出始めの頃にあった色々なルール?はかなり緩くなっているようです。

上のPCは、 Aspire AS5750-F54D/K という8年前のものですが、"7"から1909にすんなりアップグレードできました。
デバイスマネージャにひとつ?マークがついていますが、SDカードスロットが認識しない他は、使用上全く問題ありません。
このPCも初めての認証で通りました。
TVやネット、家電量販店などではサポ切れ!サポ切れ!と利用者の恐怖心を煽る景色が見られました。
"7"を使い続けるのは確かにリスキーなのですが、ではあわてて"10"搭載機を買う必要があるのか?
PCが1台しかない場合は少し面倒なことになるかも知れませんが、皆さんの多くはスマホをお持ちでしょうから、
買う前にまずは検索しながらヒト足掻きしてみてはいかがでしょうか。
"10"にお金を出して買うほどの価値があるのか、正直いって疑問です。
~これから"7"や"8.1"から"10"にアップグレードするという方へ~
既存のOSに上書きするのが簡単ですが、データをバックアップし、
ストレージ(HDDやSSD)をまっさらにしてMediaCreationToolなどを用いて新規インストールすることを全力でオススメします。
今回1台上書きインストールを試しましたが、起動後にDLLエラー、「色の管理」にあるプロファイルがおかしくなり、
画像を開くととんでもコントラストなものになっていました。
1903から1909に上げた時も、やはり上書きしたもので不具合が生じました。
さぁまずは最小構成で起動 あれ?電源が入らない・・・ 困った困った話は次回に・・・
いつもありがとうございます・・・



2019.04.15
PC(Pinnacle RidgeとClark dale)のお話~自作編~
前回の修理編から時が経ってしまいました。
そもそもタイトルにある、Pinnacle RidgeとClark dale、これは一体なんなのか?
PC好きの人ならすぐにわかると思いますが、CPUのコードネームのことです。
販売店では、Core i7, Core i5などとスペック標記してありますが、それをもっと詳しく絞った名前です。
Pinnacle Ridgeは、今回組み込んだAMDのCPU、Clark daleは、この記事作成にも使っているかなりお疲れPCのCPUです。

さて、今回長期間熟考して選んだパーツはこちら。
目的は、現像、動画処理用。静音重視、省スペース、低消費電力、メモリー以外定格で運用。
そして相性問題などが少ない無難な構成。
CPU:AMD CPU Ryzen 5 2600
本来であれば、インテルのi5 8400辺りを選びたかったのですが、昨年秋頃から突然品薄になりました。
昨年初め頃に騒ぎになった、Spectre、MeltdownというCPUの根幹部分に関わる脆弱性や企業向けが増えて市場のタマが減った
などと色々なことが言われていましたが、それからしばらくは品薄状態が続いていました。
最近やっと次世代モデルが出て来ましたが、なんとも割高すぎて選ぶ理由が見当たりません。
今回の目的からすれば、シングルコアの能力が高いインテルのものを選びたかったのですが、コスパを優先しました。
そのなかでも、TDP65W、付属クーラーでも安心な ”X” なし無印の2600が理想的と判断しました。
マザーボード:ASRock B450M Pro4
なるべく小さく、でも拡張性は必要、そして夏場の暑さにも耐えうる熱処理。
小型に特化したものでいえば、ベアボーンのDeskMini A300に、AMD 2400Gを積んだものがオススメです。
小さい筐体のわりに必要最低限の機能は備えており、インテルに比べてかなり強力なグラフィックを搭載したAMDのAPUを搭載すれば、
別途グラフィックボードも必要なく、4K動画処理は厳しいくらいで、現像などは容易にこなします。
ですが、やはり熱に対しては不安が残り、NoctuaのCPUファンを使ったとしても、夏場が心配です。
更に、拡張性がいまいちですから、今回はMicro-ATXサイズにしました。
その中でもASRock B450M Pro4は、グラフィックボードなしでも3画面出力が可能で、
特に不満が出る部分がありません。簡単にいえば、少々高いけど、鉄板ということですね。
メモリー:Ballistix ゲーミングモデル DDR4-2666 16GBx2 W4U2666BMS-16G
CFD販売 PC4-21300(DDR4-2666) 16GB×2枚 (無期限保証)(Crucial by Micron) W4U2666BMS-16G
こちらも無難なものを選択。
現世代のRyzenは、それほどメモリーに神経を使わなくて済むようになりましたが、
相変わらず、シングルランクの2枚構成が定格にしろOCするにしろ安定しています。
これはデュアルランクの16GBx2ですが、定格の2666MHzから2933MHzにOCしています。
他、細かい部分の設定には手をつけていません。
当初、同じ商品の8GBx2を使っていましたが、16GBx2に変更してみると、
サムネイル表示や現像ソフトの動作がはっきり違いわかるほど快適になりました。
16GBの4枚構成を試してみたいですが、私のようなそれほど大量に現像しないライトユーザーには、
4枚構成によるクロック落ちや安定性の問題、なにより費用対効果が望めないと思われるので、
この程度が最適でしょう。
ストレージ:
Samsung 850EVO(500GB)・Samsung 860EVO(500GB)・Crucial MX500(500GB)・CSSD-S6B960CG3VX(960GB)
本機を組むに辺り、一番考えたのがストレージ。
M.2 NVMeを使うか、M.2 SATAを使うか、2.5インチSSDを使うか。
これらの違いは別途ググっていただくとして、結論からいえば、2.5インチSSDを複数枚使うことにしました。
速度は文句なく、M.2 NVMeなのですが、割高、サーマルスロットリングによる速度低下、実用性が乏しい・・・
この中で、実用性のことを少しお話すると、たとえば、2.5インチSSDの中で、Samsung 860EVO(500GB)。
これは、今コンシューマー向けに販売されているSSDの中でも圧倒的にオススメできるもののひとつです。
ストレージのデータ転送速度を測定するソフトを使って計ってみると、以下のような速度なわけですが、

※右上が860EVO、右下が850EVO、どちらも十分な速度が出ています。
これが、M.2 NVMeになると、シーケンシャル読み込み3000MB/s、書き込み2000MB/sなどという桁外れの速度になります。
シーケンシャル、ランダムの違いもググってみてください。
では、速度が桁外れなんだから、問答無用でM.2 NVMeを使えばいいじゃんということになりそうですが、
この速度を活かせるのは、大きなファイルの移動くらいなのです。
元々データセンターのサーバー用途などで威力を発揮するものなので、使えないことはないのですが、
OSやソフトの起動、処理などが劇的に速くなるわけではありませんから、2.5インチSSDで十分なのです。
マザーボードをスッキリさせたい、排他仕様ではないSATA端子を増やしたい、4K動画などの大きなデータを頻繁に扱う・・・
そんな方は、使ってみてもいいかも知れません。但し、先述したように、ヒートシンクなどで熱を逃がさないと性能低下します。

※中央がCSSD-S6B960CG3VX(960GB)、右上がMX500、中央下が850EVO。
CFDのお安い960GBもなかなか・・・心配なのは、耐久性とデータが増えた時の速度落ちです。
この他に SanDisk Ultra 3D 500GB SDSSDH3-500G-J25 も手元にありますが、それは外付けケースに入れて出先でのバックアップ用として使っています。
今回は、システム用に850EVO(500GB)、いくつかのソフトと作業用、データの一時置き場にCSSD-S6B960CG3VX(960GB)、
データ倉庫として、WD Blue WD60EZRZ-RT(6TB)を選びました。
近いうちにメイン機を更新する予定ですので、その時に860EVO(500GB)、MX500(500GB)を使うつもりです。
グラフィックボード:ASUS NVIDIA GeForce GTX1050TI 4GB PH-GTX1050TI-4G
当初は10bit出力をさせたかったので、NVIDIA Quadroシリーズにしようと思いましたが、
10bit出力させることによる恩恵の少なさ、ソフトの対応状況やGeforceシリーズとの価格差が大きいわりにスペックが低いなどの理由でやめました。
本機の主な使用目的は、RAW現像、動画編集ですが、RAW現像に関しては、GPU支援のないソフトではスペックは無意味で、動画編集に関しても同様のことがいえます。
私は高価なソフトを使って高度な動画編集はしませんから、ミドルクラスの定番無難なもので補助電源なし3画面出力ができる ASUS NVIDIA GeForce GTX1050TI 4GB にしました。
今年に入ってからようやく落ち着いてきたとはいえ、マイニングブームで法外な値段まで上昇して、なんとか2年前くらいと同じ値段にはなりましたが、今でも全体的に割高です。
ですが、最新世代も出揃ってきましたので、旧世代を含めて正当な値段に戻る方向にはなってきていると思います。
電源:Corsair RM650x [80PLUS GOLD] PS805 CP-9020178-JP
自作PCに中で一番お金をかけてもいいと言われている部品です。
最近の電源は余程の粗悪品でもない限り、他の部品を巻き込んでの故障なんてことはないようですが、
それでも、それなりのものを選んだ方が転ばぬ先の杖と言えるでしょう。
今回選んだ Corsair RM650x は、高い変換効率の80 PLUS Gold、中程度までの負荷ではファンが回らない超静音動作、
必要なコネクターだけを接続できるフルモジュラーケーブルと不満点は全くありません。
容量はグラフィックボードのスペックやCPU、搭載するストレージなどによって変わってきます。
今回のSSDx2、HDDx1、1050Tiくらいでは、650Wはオーバースペックですが、
550Wとの価格差がほとんどなかったので、こちらを選びました。
ケース:Fractal Design FD-CA-DEF-MINI-C-WT-W
Define Mini C Windowシリーズ
ケースについては、排熱よりも遮音性、そしてコンパクトなものを探しました。
当初は両サイドとも吸音材入りのものにしようと思いましたが、サイドがアクリルガラスになっているものとの価格差があまりなかったので、
パソコン(PC-8801mk2)を使い始めて以来初の中身が見えるケース FD-CA-DEF-MINI-C-WT-W にしました。
それに伴い、排気用ファンを今風のピカピカ光る Corsair ML120 Pro に換えましたが、とにかく静かです。
定番のnoctuaのファンに交換しようと思っていましたが、BIOSのファン設定を標準で動かしても上記のもの、2個の付属ファンともに十分静かです。
ベンチマークソフトを走らせて負荷をかけても煩わしい音は全く聞こえません。(筐体までの距離凡そ3M・耳の高さくらいに設置)
ファンを追加したり、天板を外したりなどアレンジできるのも◎、付属品も◎、作り込みも◎、
5.25インチ、3.5インチベイが前面にないので、BD、DVDドライブなどを使いたい方は外付けになってしまいますが、
最近はOSのインストールほかUSBメモリーが主流になってきているので、どうしても必要という時だけサイドのパネルを開けてSATA端子に接続させて使っています。
小型といっても一般の方には邪魔な箱?というサイズではありますが、トータルで非常におすすめできるケースです。

電源は最下段にありますが、カバーで仕切られているので、3.5インチベイとともに見えません。
これだけすっきりしていれば良好なエラーフローを得られるので、排熱処理も効率良く行われ、ファンも過度に回ることなく、
静音性も高まるでしょう。

マザーボードの裏側はこんな感じで、2.5インチのSSDを3枚まで取り付けることが出来ます。
ただ、3.5インチベイや電源横の空間がありますから、実際はもっと増やせます。

本機はRAW現像・動画編集機として、処理能力、費用対効果、省エネ、静音、満足感・・・それらを考慮して1月末に組みました。
それから3ヶ月弱、OS(Windows10pro)の問題はいくつか出ましたが、それ以外は非常に満足できています。
最近(2019/04/15)では、突発的にRyzen7 2700が20000円付近になったり、SSDやメモリーが順調に?安くなってきているほか、
Ryzenの次世代バージョン ZEN2 の発売が近づいていますから、新たに自作するには良い時期になってきていると思います。
メイン機を組んだ際には、改めて記事にしたいと思います。
いつもありがとうございます・・・



2019.02.23
PC(Pinnacle RidgeとClark dale)のお話~修理編~
今回は備忘録も兼ねたPCのお話。
3ヶ月ほど前からほぼメインで使い続けていたデスクトップの調子が悪くなった。
CPU、メモリ、グラフィックボード、SSD、USB3.0ボード、オーディオボード他、
マザーボード、電源、ケース以外は追加、交換しながら8年ほど主戦として無茶な要求に応え続けてくれた。
8年ともなれば、電源、マザーボードはいつ退役してもおかしくない。
それはわかっていたのだが、ここ最近のWindows updateには所謂地雷が潜んでいることが増えたことや、
エラー頻発のタイミングと重なることから、ひとまずその影響と考えていた。
具体的な症状として、突発的な BSoD(Blue Screen of Death)、ブラックアウトなど。
イベントビューアを見てみると、エラーの中に多数のKP41の姿があった。これはいよいよやっかいな状況。
KP41病とは、Kernel-Power 41、イベントビューアには ソース: Kernel-Power、イベント: 41と記述され、
詳細を見ても毎回内容が異なることから、Windowsの難病として多くの利用者を悩ませてきた。
ここまでこのマシンとWindows7proSP1との構成で、トラブルらしいものに遭わなかったのだが、
ポンコツ化してきた所有者同様、全体的にかなりお疲れぎみなので、引退も視野に入れつつ原因を探った。
イベントビューアを見ると、.NET Frameworkエラーの後に発症することが多い為、
まずは、過去に問題が出ていたWindows update以前にイメージから戻してみた。
その状態でしばらく安定していたので、あっさりクリアかと思われたが、3日目のスリープ解除後、
作業中にブラックアウト・・・ 面倒でもやはりバックアップは重要すぎると感じた。
その後は.NET Framework絡みを調べて消したり入れたり戻したりや、
電源周りの設定など内科的治療を一通りやったが、改善するどころか益々ひどくなっていった。
最高にひどい時では、ブラックアウトから数分でまたブラックアウト、その後すぐにBSoDなどと、
最早普通に起動だけしているのも困難な状態にもなった。
いよいよ外科的治療をするしかなくなったのだが、これも電源をしばらく抜いて放電したり、
メモリ、グラボの脱着をしたり、HDDやUSB機器を全て外したり、CMOSクリアもやってみた。
ここらで完治してくれよと思ったら、やはりしばらく経つとブラックアウトが発生・・・
ここまで来ると、電源、マザボ、メモリ、グラボという部品を交換していくしかない。

まずは一番手軽にできるメモリ。Windowsの診断ツール走らせてみると、問題なしとの結果。
かなりの溜息である。残りの部品の中では、電源を移植してみるのが効果的かつ手っ取り早いのだが、
その前にもっとしっかりメモリを見極めたかったので、Memtest 86+をCDRWから起動。
※ Memtest86+ (CD/DVD版・USB版の2種類があります)
http://www.memtest.org/

これはひどい・・・ 起動直後から真っ赤っか。
これで原因のひとつが明らかになった。
エラーアドレスから該当するメモリを引き抜いて再度Memtest 86+を走らせてみると・・・

今度は平穏無事な結果に・・・
気分的に4GBx3の構成はむずむずするのだが、それでもデュアルチャンネルでは動作しているし、
なにより4GB分が減ったはずなのに、負荷をかけても全体的に動作が軽く安定しているので満足。
その後はここまで一度もブラックアウトやBSoDは発生せず、イベントビューアを見ても、深刻なエラーはなし。
どうやらこのまま無事に安定してくれそうだ。
長かった・・・ 引退させてもよかったが、まだ十分にあれこれこなせる能力はあるので、もう少しがんばってもらおう。
といいつつ、RAW現像や動画編集目的ではかなり厳しいスペックなので、久々に1台組んでみました。
次回はそのお話です。
いつもありがとうございます・・・



2012.07.04
かいさんは相変わらずヤマちゃんと写真撮影の道を極めていることでしょう。
思い返せば、カワセミの交尾、味わいのあるベニマシコ、マグ@管理人今年も・・・マグちゃん
今年も僅かなwつながりをありがとうございました。
来年もよろしくお願いします^^
かいかい想いはあれどなかなか更新できずまぐちゃん、がんばれ~~!!とっさシジュウカラ幼稚園ようこさん、はじめまして、こんばんは。
拙いブログですが、訪問してくださってありがとうございます。
野鳥の幼鳥は人間や他の生き物と同じく、その純粋無垢な瞳、表マグ@管理人シジュウカラ幼稚園シジュウカラの子供見たことがなかったです。可愛いです。一年もいきられないなんて可哀想です。ようこフクロウが目の前を飛んでいった!?とっささん、こんばんは。
返信が遅くなりまして、すみません。
たぶん、近くの何ヶ所かの雑木林をテリトリーにしているので、
これからも遭遇できると思います・・・マグ@管理人フクロウが目の前を飛んでいった!?鳥さんを呼ぶ まぐ家うん、何か伝えに来てくれたんだと思う。
お礼・・・何かの、、^^;
久々に覗いて見て良かったとっさカタカタカタカタ♪せせらぎさん、こんにちは。
返信が遅くなりました。ごめんなさい。
あの機械音的、規則的なサウンドは昆虫とは思えない時がありますね。
車のエンジン、タペット音がマグ@管理人