♪明日はどんな鳥さんにあえるかな... fc2 blogranking blogranking
    
2011.11.18

チュン太ピンチ!?

先日、またチュン太の減少の話題を目にしました。

「スズメ、20年で6割減少か 都市部での子育て難しく」 asahi.com  詳細はこちら<<

以前にも減少のニュースがありましたが、やはり減少傾向なのは確かなようですね。

結論からお話しすると、
都市部の住宅地で見かけるチュン太は、人間の住環境の変化に順応してゆかない限りどんどん数は減ってゆくのではないか
と思っています。


0894.jpg
TSN-774 S80弐号機 TE-17W 1024x768 トリミング ●クリックすると大きくなります♪

ぼくは、もう何年か近所などを中心として特に繁殖期のチュン太を観察してきました。

ぼくの住んでいるところは、築30とか40年、それ以上の古い瓦屋根の住宅が残っている反面、
自宅のように、古い住宅を壊して新しい洋風の住宅に変わってしまったりしている新旧混在した感じの住宅地です。

そんな環境のなかで、チュン太の姿を見てきましたが、やはりチュン太の姿をよく目にするのはこの画像のような古い瓦屋根のお宅。

ちなみにここでは、毎年しっかり営巣していることを確認しています。
ただ、1ツガイが何度繁殖しているのか? 何組のツガイが繁殖しているのか? どれだけが巣立ったのか?
などの細かいことはわかりません。 
ここの近辺では春から夏にかけて巣立ち雛を数多く確認していますから、そこそこは巣立っていると思います。

ちょっと脱線しますが、この棟木に器用にとまっている姿は、キツツキの仲間なら簡単なんでしょうけど、
チュン太もしっかり尾羽を広げて三点支持しているんですよね (^^)


0895.jpg
機材条件 同上 1024x768 トリミング ●クリックすると大きくなります♪

ほかの鳥さんの綿羽?を巣材として運び込もうとしているチュン太ですが、
雨樋を伝って瓦の下に隠れて、次にひょっこり顔が出すのはとんでもない先だったりと
瓦屋根は彼らにとって都合がいい仕組みになっていますよね。

洋風のカラーベスト、コロニアルなどのスレート屋根では、瓦屋根ほど隙間がないようなので、
雨樋には姿を見ることができますが、隠れるようなところはほとんど見たことがありません。

また、自宅にもある出窓の上なんかのスペースはわりとくつろげるように思うのですが、
これも、ぼくが観察している限り、雨天の時などたまにだけで日常的には見かけたことはありません。


0893.jpg
機材条件 同上 1024x768 トリミング ●クリックすると大きくなります♪

軒桁で育雛の疲れを癒しているのか?夏の日差しを避けてマターリしているチュン太です。

昔ながらの住宅には、こんな感じで安心してゆっくりしていられるところがたくさんあるんですよね。
それと、ものすごく重要だと思うのが、この手の古いお宅には必ずといっていいくらいに立派なお庭がありますね。
そこで、雛に与える昆虫を捕らえたり、砂浴びをしたりなど、トータルで彼らには理想的な繁殖環境なのだと思います。

ところが、最近の住宅事情を見てみると、庭付きの大きな平屋だったところが、3軒くらいの2階建ての小さな洋風の家になり、
庭の代わりに駐車スペースだけがあるという、チュン太にとっては非常に厳しい環境に変わってしまっています。


0892.jpg
機材条件 同上 640x480 トリミング

日常の当たり前の風景と思っている、チュンチュン♪賑やかな彼らの姿を見られるのもそう長くはないかも知れませんね・・・

ただ、今回のスズメ減少のお話も、あくまでも推定値にすぎなく、ぼくのお話も近所などに限ったものですので、
全国的にチュン太がいなくなるとは思っていませんし、都市部の住環境が変化したとしても、
しぶとく営巣場所などを変化させて生き残るのかも知れません。 いえ、そうあって欲しいとココロから願っています。




ココロで感じたら押してください・・・  thanks thanks


♪引き続き 右欄上にある カメラのセット欲しい方募集してま~す♪
詳しくは こちら <<