ココロで感じたとりたち ~Great Nature&Birds~ | 2016年11月
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2016.11.14

身近な自然にこそ


今日は雑務に追われながらも、柿の木食堂を観察した。

久々のポカポカ陽気に誘われて、多くのとりたちが忙しなくやってきた。
とりたちが集まるところは、ひとまず安全という本能が働くのかイソヒヨドリなども近くで囀っていた。
ジョウビタキのジョビコはひっきりなしにやってきては周辺でナワバリを主張しているし、
モズのモズオも高鳴きを交えて、やはり周辺をウロウロしていた。


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すっきりした画もあったが、あえてごちゃごちゃのものを。

いつまでこんなのどかな景色が見られるだろう。
住宅密集地にもかかわらず、これだけの多種多様な生き物たちが見られるのは、
食物連鎖が機能し自然環境がまだ生きているという証拠になるのだが、最早風前の灯火である。

まとまった緑地に多くの生き物が住んでいるのは当たり前・・・ 最近はそうでもなくなってきたが・・・
だが、そうではない、ごく身近な環境にこそ生き物たちの住処が必要であると思う。

何のとりかわからないが、朝に聞こえてくるとりの声、夏にはセミ、秋には虫の音・・・
普段殊更意識している人は少ないと思うが、四季を通して実に様々な自然の音が聞こえてくる。
この自然の音は、季節の移り変わりを教えてくれ、ストレス塗れの現代社会に一服の清涼感を与えてくれる。

人間は自然なくしては生きられない、そんな当たり前のことは言われなくても、と思っている人が多いだろうが、
どれだけの人が我が事のように真剣に考えているだろうか。

ほんの少し前、某番組で宮崎駿の特集を目にした。
なかなかに見応えのある内容だった。
手書き職人のデジタルへの挑戦、対立などは、当人の気質も相俟って、更に彼の職人魂に魅力を感じるものだった。
彼の作品はほとんど見ているが、自然をテーマにしたものが多い。
実際に自然保護活動を行ったり、環境主義者ということだが、この先も短編映画や後を継ぐモノを是非とも育てて欲しい。
もののけ姫、平成狸合戦ぽんぽこ、風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタ・・・ もう一度じっくり観てみようと思う。



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2016.11.11

モズの急襲


ヒヨドリ、メジロ、スズメなどが、各々バランスを保ちながら柿の実をほおばっている。
そんな柿の木がにわかに慌ただしくなった。
スズメ軍団がいっせいに飛び立ち、メジロもどこかに身を隠して辺りはいきなりシーンと静まりかえってしまった。

おや?と思いつつも、なんとなく気配を感じる。

森の中でタイワンリスがけたたましい声を上げて仲間に危険を知らせる。
頭上にフクロウがいた。

そんな光景に何度か遭遇してきたから、きっと捕食者が近くにいるのだろうと思って観ていると、
何年も色々な野鳥に使われてきたTVのアンテナから、1羽のとりが柿の木に突っ込んできた。


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やはりモズ♂だ。

今季は10/7に初認後、上の雑木林を拠点?にして、ナワバリ内のひとつである柿の木周辺によく出没する。

それまでヒヨドリやムクドリ、たまにくるジョウビタキ、オナガなどが愛用しているTVのアンテナだが、
メンバーにモズが加わると、他のとりたちはほとんど来なくなる。

モズが小さな猛禽と言われているのは、ことりなどの鳥類も襲うからなのだが、
実際に襲いかかるシーンはほとんど観たことがない。

モズの不思議な習性である早贄(はやにえ)にしても、ほとんどが昆虫とトカゲなどの爬虫類で、
調査の時に目撃したシジュウカラ、メジロなどは稀である。
「百舌鳥」の十八番である鳴き真似で釣られるところも観たことがない。

実際、どのくらいの確率でことりの類を捕食しているのかは不明だが、
ホンモノの猛禽類のように大型でもなければ足も強くはないので、それほど本気でことりたちを狙っているとは思えない。

それでも、やはり「動くモノに攻撃する習性」は、ことりたちにとっては脅威なのだろう、
襲うモノ、襲われるモノの本能なのか、ことりたちは姿を消す。

そんななかでも、モズよりも大きく威勢のいいヒヨドリは、一定の距離を置いて熟した柿の実から離れない。
さて、モズはどんな行動をとるだろうと観ていると、TVのアンテナにいる時と同じく、悠然とした面持ちで、
尾羽をブランブランさせながら、辺りを見回している。

こっちを気にしているのは、枝を何本も挟んだ所に陣取っていることから察しがつく。
さすがに小さくても肝っ玉が据わった獰猛な性格のとりだ。
「ぼく」という敵の存在を気にしつつも同じ場所で他のとりではありえないほど居座っていた。
ヒヨドリも時折、ピーヨ!ピーヨ!と大きな声を出しつつも、逃げ出さなかった。

ここで、この柿の木の実質的な支配者であるカラス会長が登場してくれれば面白かったのだが、
あいにくこの時は不在だった。もっとも、「ぼく」に対してどうかといえば、カラス会長よりモズの方が強い。
「ぼく」に対しては、ここらに来るブト、ボソどちらも、恐ろしくとっとと逃げ出すからである。

ナワバリ内のひとつで力を誇示できたのか?一旦他の枝に移ったあと、別の場所に去っていった。

おお、ヒヨドリよ、君は勇敢だな。それとも、相当腹が減っていたのか。
ともかく、1羽のヒヨドリは、モズの脅威に打ち勝った。

それと、実はもう一羽、もう一種、もう一個体? 残っているものがいた。
長旅を経て危険な市街地を生き抜くジョウビタキの♀、ジョビコが尾羽をピロピロをさせながら端の方にいたのだった。




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2016.11.04

シジュウカラのこと


周年通して見られるとりがいくつかいる。
繁殖期に一番騒がしいのはスズメだ。
今や、スレート屋根が増えてしまったから、年々繁殖場所の取り合いが熾烈を極めている。
一通り繁殖が終わると、彼らの姿はあまり見られなくなるが、
秋になると、その年生まれの若いものも含めて、植物の実や残り少ない昆虫などを求めて集団で行動する姿が見られる。

次によく見られるのが、シジュウカラ。
このとりは全国的に生息し、多くの環境に順応している。
スズメが人に頼って生きているのに対して、このとりは人を必ずしも必要としていない。

以前も何度か話をしているが、彼らが成鳥(生まれてから1年ほど)になる確率はかなり低い。
それはシジュウカラに限ったことではないが、若い個体を見ていると、野生を忘れかけた半野良猫にも容易くやられてしまいそうな鈍感さだ。

ただ、そんな危うい、あどけない行動、純真な眼差しとともに屈託のない表情がこの上なくかわいい。


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人々は幼いものの瞳に惹きつけられる。
なぜだろう?


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黄色の嘴、パステル調の体色と相俟って、なんともいえないやさしさを感じる。

2枚の画像は7月下旬のもの。
他にも色々な画像があったが、なかなか見つからない。

今年、近所では親鳥と一緒に3羽の幼鳥を確認した。
その後、度々姿を見かけ、幼鳥3羽だけでワイワイやっていることもあった。
彼ら今年生まれの幼鳥だけで戯れる姿は、無邪気に遊ぶ人間のこどもらと一緒で、
ただひたすら本能の赴くままに忙しなく動きまくる。
そこには規則性や警戒心の欠片もないから、そこからだけでも幼鳥とわかるし、
ひたすら純粋だから瞳にも濁りがないのだろう。


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今年生まれの幼鳥たちは、その後換羽の時期を迎え、一時などはボサボサ白髪交じりのおじさんのような姿になっていた。
今頃はこんな黒ネクタイ、真っ黒な髪を持つ凛々しい出で立ちになっていることと思うが、果たして何羽元気にしているだろうか。

シジュウカラは、他のとりたちと仲が良い。
仲が良いなどという言葉は、野に生きるものたちには当てはまらないことだと思うが、
柿の木で他種とばったり遭遇しても、追いかけられることはほとんどない。

それは食べ物が違うからだろう。
ヒヨドリやメジロなどは、花粉や果実が好物だが、シジュウカラは昆虫がいる時期はそれを探し
表に姿が見えない時は、葉陰や樹皮の隙間などに嘴を突っ込んで探している。

そうしていよいよ厳しくなってくると、柿を食べ始める。
元々雑食性なのだが、ヒヨドリやメジロなどが柿の木に頻繁に来るのに比べ、シジュウカラはそれほど来ない。
やっと来たと思っても、熟々の柿の実をめがけてガッツクようなことはせず、枝から枝へ忙しなく移動する。
しょうがないなぁというような面持ちで食べやすそうなものにとりつくが、二口、三口して飛び去る。

もしかしたら渋柿の方が好みなのかな?


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