ココロで感じたとりたち ~Great Nature&Birds~ | 2018年04月22日
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2018.04.22

ミゾゴイの鳴く夜


先日深夜、なにげなく窓を開けると聞き慣れない音が耳に入ってきた。

自分でいうのもなんだが、ぼくはかなり耳に自信がある。

そのおかげ?で、ノイズ溢れる都会の雑踏の中ではひたすら疲れる。

そんなところばかりに住んできたのだから、いい加減慣れそうなものなのだが・・・

同時に複数の音が入り込み、入り乱れ、ぼくの低スペック脳の演算能力では到底処理が追いつかない。

しかし同時演算処理能力は低くても、少ない音情報になると、しょぼいシングルコア脳でも威力を発揮する。

プォー・・・ プォー・・・ プォー・・・ ♪

おや? アオバズクかな? いや違う、フクロウの変声かな? それとも違う・・・

プォー♪が等間隔で7音~8音、ひたすら同じ調子で聞こえてくる。

住宅密集地だから、風の強弱や向きによって、遠くの色々な生活音が聞こえてくるのだが、

さすがにこの音は聞いたことがないし、人工的な感じでもない。

では、もしかして・・・ と、見当をつけたものの動画を見てみると、おお!やっぱりそうか!

月明かりもないから役に立たない双眼鏡は置き、PCMレコーダーだけを持って、声のする方へと急いだ。





ミゾゴイ、逢いたくても逢えない種のひとつだ。

世界中の総個体数が1000羽にも満たないと言われている絶滅の危機に瀕している鳥で、

そのほとんどが日本で繁殖する。

英名 Japanese Night Heron 夜のサギ。

実際は夜行性というわけではなく、昼間も活動しているが、未だに明るい場所で遭遇したことがない。

しかし今回はひどすぎる環境になるばかりの近所でこんばんは! 

ひたすら山を壊して家を建て、崖崩れが起きたからコンクリートで塗り固められ、

気がつけば哀れな姿になってしまった情けない雑木林。

こんなしょうもない環境に立ち寄ってくれるのだから、よほど渡り途中にまともなところがなかったのだろう。

とにかく、目の前の暗闇のどこか、恐らく樹冠だろうけど、なんともいえない、ココロが癒される囀りに耳を傾けた。

詳しくは、↓のリンク先、環境省の 「ミゾゴイの保護の進め方」 を是非見ていただきたいのだが、
 
https://www.env.go.jp/press/files/jp/102373.pdf

やはり、とどまることをしらない環境破壊、生物多様性、里地里山の減少が、彼らに影響を与えている。

それは繁殖地の日本だけではなく、越冬地である東アジアも含め、世界的な問題だ。

思いがけない出遭いは数あれど、さすがに今回は驚いた。

ただ、彼らや自然のことを真剣に考えた時、どうやってもポジティブな未来は見えてこない・・・





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