ココロで感じたとりたち ~Great Nature&Birds~ | 2023年11月
  ♪明日はどんな生き物たちにあえるかな...
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2023.11.13

さよなら ミドリよ 生き物たちよ


あまり話す元気もないけれど、長い間ココロに平安をもたらしてくれたお礼として
そして、なにより伝えなくてはならないと思ったから・・・

身近な自然が恐ろしい速さで消えている。
緑地といえるものは人工建造物に姿を変え、微かに残されていた小さな雑木林や畑を守りたかったが、
自分の力では延期させるのが精一杯の抗いで、一気に宅地開発されてしまった。
近所をみても、モダンな庭なしの家ばかりになり、明らかに生き物が減ってしまった。

瞬く間にときが過ぎ、時代が遷り変わってしまうのは仕方がない。
でも、こんなにミドリを減らすような変化が果たしてヒトにとって幸せなのだろうか・・・
少なくともわたしにとっては非常に生きづらく、いよいよ積極的に移転先を探している。

長い間、ここでは色々な生き物たちを見てきた。
撮影には向かないけれど、一年を通してココロを和ませてくれた。

チェーンソーやユンボで破壊される直前まで彼らはいた・・・

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ジョビコは毎年やってきて、必ず一冬過ごしていた。
今年もやってきたが、うん十年トリを観察してきて、はじめて同時に3個体が集まっているのを観た。

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これは別個体。耳羽付近が生え揃っていないのか、暗色部分がある。

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これはイケメンの♂。

この3個体が争うでもなく、早朝半径1Mくらいの距離でまったりしていた。
渡来直後で争う元気がなかったのかも知れないが、ナワバリ意識が強い彼らのこんな姿を観たのは長い観察歴でもはじめてだ。

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お目当てのものはこのピラカンサなのだが、もしかすると周辺のミドリが消えて、ここに集まってきたのかも知れない・・・

集まった彼らに引き寄せられるように、次々ととりたちがやってきた。
今思えば、別れの挨拶だったのかも知れない・・・

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ジャッ!ジャッ!という大きめの地鳴きでウグイスがやってきた。

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メジロちゃんとともに、シーちゃんもやってきて、枯れ枝から虫をほじくり出していた。

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ヒヨさんもやってきて、ヒサカキと思われる実を貪り食っていた。

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そこに更に人懐っこいイソヒヨくんがやってきて、ヒヨさんと一緒に・・・

これだけの種が同時に近い場所でワイワイガヤガヤやっているのを観られたのは、とても幸せだった。

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その後、今年生まれのチュンもやってきて、仲間に加わった。

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昼前にはクマネズミだろうか、やはりヒサカキの実を葉に隠れながら静かに食べていた。
タイワンリスに比べ、ものすごく警戒心が強く、日向に出てくることはほとんどなかった。


更地になってミドリも生き物たちも消えた。

彼らは元気にやっているだろうか・・・ 彼らはヒトを赦すだろうか・・・ 



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※ 撮影機材は、D500 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR 手持ち



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