2014.04.21
とりたちの春 その5 -亜種アカハラツバメ-
前回のつづき・・・

FZ150 DMW-LA5 T-CON17 手持ち トリミング 1024x768 ●クリックすると大きくなります♪
近所のフィールドに行く途中、チュピチュピ♪囀っているツバメの♂に遭遇しました。
自宅付近では毎年いくつかの決まった場所で営巣、繁殖しているんですが、
この個体、ちょっとどこかが違う感じ・・・
体下面が白色ではなくて赤味、薄茶色ぽいんですよね。
どの種にも個体差がありますし、画像における光の具合も様々ですから、あまり気に留めなかったんですが、
ちょっと調べてみると、体下面以外の識別点は不明ながら、
亜種アカハラツバメ (Hirundo rustica saturata など) の可能性もあるかなと思いました。

機材条件同上 640x480
残念ながら、正面からの画は撮影できなかったんですが、脇、腹、下尾筒などは、
普通に見られる亜種ツバメ (Hirundo rustica gutturalis) の白色ではなくて、一様に赤味があるように見えます。
ツバメ (Hirundo rustica) は、DNA解析によって6亜種に分類されて、
その中でも、Hirundo rustica saturata、Hirundo rustica mandschurica、Hirundo rustica tytleri、
の3種が極東ロシア地域に分布、日本でも観察できる可能性があるアカハラツバメのようですが、
どれももっと赤味が濃い感じのようですね。
手元にツバメの文献などがないのでなんとも言えませんが、渡りの時期には日本でも似たような個体が見られるようなので、
アカハラツバメか、もしくは亜種ツバメなどとの交雑個体、変異、個体差・・・ そんな感じでしょうか。
結論をいえば、わからないので同定できないってことですね(笑)
身近な野鳥ともいえるツバメひとつとってみてもこの有様ですから、数十年見てきてもまだまだわからないことだらけです。
もっとも、年数よりも中身、内容の方が重要なわけですが、さて、今の時期はこんな感じで、似ているようでどこかが違う?
とか、普段お目にかかれないとりさんに出遭えるチャンスでもあります。
繁殖のために日本にやってきたり、経由地として通過していったり、越冬していた日本から出ていったりしています。
あちこちで色々なとりさんが昼夜かかわらず移動しているわけですから、
身近な場所でも、まさか!って思うようなとりさんがいてもおかしくありません。
近所を散歩しながら、ぼぉーっと鳥見もいいものですが、少しだけ先入観を取り払って見てみてください。
ああ、トビが今日も気持ちよさそうに飛んでるなぁ・・・
ああ、ツグミがミミズを食べてるなぁ・・・
ああ、タシギが今日も湿地にいるのかぁ・・・
もう少しじっくり見てみてください。どこか変ったところはないでしょうか。
自分で調べて同定するということは、面倒だったり、識別するのが難しかったりなど、
なかなかとっつきにくいところもありますし、他人の情報を頼りに動いた方が楽ですが、
自分で見つけて調べて答えをとりあえず出す
答えが間違っていてもいいんです。他人の情報も間違いだらけですし、正解が必ずしも大事なわけではありません。
自分で ということを繰り返していくと、とりや植物、昆虫など自然の世界が広がって、
他人から教わってすぐ忘れてしまうものとは違ってくると思います。
いつもありがとうございます・・・

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近所のフィールドに行く途中、チュピチュピ♪囀っているツバメの♂に遭遇しました。
自宅付近では毎年いくつかの決まった場所で営巣、繁殖しているんですが、
この個体、ちょっとどこかが違う感じ・・・
体下面が白色ではなくて赤味、薄茶色ぽいんですよね。
どの種にも個体差がありますし、画像における光の具合も様々ですから、あまり気に留めなかったんですが、
ちょっと調べてみると、体下面以外の識別点は不明ながら、
亜種アカハラツバメ (Hirundo rustica saturata など) の可能性もあるかなと思いました。

機材条件同上 640x480
残念ながら、正面からの画は撮影できなかったんですが、脇、腹、下尾筒などは、
普通に見られる亜種ツバメ (Hirundo rustica gutturalis) の白色ではなくて、一様に赤味があるように見えます。
ツバメ (Hirundo rustica) は、DNA解析によって6亜種に分類されて、
その中でも、Hirundo rustica saturata、Hirundo rustica mandschurica、Hirundo rustica tytleri、
の3種が極東ロシア地域に分布、日本でも観察できる可能性があるアカハラツバメのようですが、
どれももっと赤味が濃い感じのようですね。
手元にツバメの文献などがないのでなんとも言えませんが、渡りの時期には日本でも似たような個体が見られるようなので、
アカハラツバメか、もしくは亜種ツバメなどとの交雑個体、変異、個体差・・・ そんな感じでしょうか。
結論をいえば、わからないので同定できないってことですね(笑)
身近な野鳥ともいえるツバメひとつとってみてもこの有様ですから、数十年見てきてもまだまだわからないことだらけです。
もっとも、年数よりも中身、内容の方が重要なわけですが、さて、今の時期はこんな感じで、似ているようでどこかが違う?
とか、普段お目にかかれないとりさんに出遭えるチャンスでもあります。
繁殖のために日本にやってきたり、経由地として通過していったり、越冬していた日本から出ていったりしています。
あちこちで色々なとりさんが昼夜かかわらず移動しているわけですから、
身近な場所でも、まさか!って思うようなとりさんがいてもおかしくありません。
近所を散歩しながら、ぼぉーっと鳥見もいいものですが、少しだけ先入観を取り払って見てみてください。
ああ、トビが今日も気持ちよさそうに飛んでるなぁ・・・
ああ、ツグミがミミズを食べてるなぁ・・・
ああ、タシギが今日も湿地にいるのかぁ・・・
もう少しじっくり見てみてください。どこか変ったところはないでしょうか。
自分で調べて同定するということは、面倒だったり、識別するのが難しかったりなど、
なかなかとっつきにくいところもありますし、他人の情報を頼りに動いた方が楽ですが、
自分で見つけて調べて答えをとりあえず出す
答えが間違っていてもいいんです。他人の情報も間違いだらけですし、正解が必ずしも大事なわけではありません。
自分で ということを繰り返していくと、とりや植物、昆虫など自然の世界が広がって、
他人から教わってすぐ忘れてしまうものとは違ってくると思います。
いつもありがとうございます・・・



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