ココロで感じたとりたち ~Great Nature&Birds~ | モズの急襲
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2016.11.11

モズの急襲


ヒヨドリ、メジロ、スズメなどが、各々バランスを保ちながら柿の実をほおばっている。
そんな柿の木がにわかに慌ただしくなった。
スズメ軍団がいっせいに飛び立ち、メジロもどこかに身を隠して辺りはいきなりシーンと静まりかえってしまった。

おや?と思いつつも、なんとなく気配を感じる。

森の中でタイワンリスがけたたましい声を上げて仲間に危険を知らせる。
頭上にフクロウがいた。

そんな光景に何度か遭遇してきたから、きっと捕食者が近くにいるのだろうと思って観ていると、
何年も色々な野鳥に使われてきたTVのアンテナから、1羽のとりが柿の木に突っ込んできた。


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やはりモズ♂だ。

今季は10/7に初認後、上の雑木林を拠点?にして、ナワバリ内のひとつである柿の木周辺によく出没する。

それまでヒヨドリやムクドリ、たまにくるジョウビタキ、オナガなどが愛用しているTVのアンテナだが、
メンバーにモズが加わると、他のとりたちはほとんど来なくなる。

モズが小さな猛禽と言われているのは、ことりなどの鳥類も襲うからなのだが、
実際に襲いかかるシーンはほとんど観たことがない。

モズの不思議な習性である早贄(はやにえ)にしても、ほとんどが昆虫とトカゲなどの爬虫類で、
調査の時に目撃したシジュウカラ、メジロなどは稀である。
「百舌鳥」の十八番である鳴き真似で釣られるところも観たことがない。

実際、どのくらいの確率でことりの類を捕食しているのかは不明だが、
ホンモノの猛禽類のように大型でもなければ足も強くはないので、それほど本気でことりたちを狙っているとは思えない。

それでも、やはり「動くモノに攻撃する習性」は、ことりたちにとっては脅威なのだろう、
襲うモノ、襲われるモノの本能なのか、ことりたちは姿を消す。

そんななかでも、モズよりも大きく威勢のいいヒヨドリは、一定の距離を置いて熟した柿の実から離れない。
さて、モズはどんな行動をとるだろうと観ていると、TVのアンテナにいる時と同じく、悠然とした面持ちで、
尾羽をブランブランさせながら、辺りを見回している。

こっちを気にしているのは、枝を何本も挟んだ所に陣取っていることから察しがつく。
さすがに小さくても肝っ玉が据わった獰猛な性格のとりだ。
「ぼく」という敵の存在を気にしつつも同じ場所で他のとりではありえないほど居座っていた。
ヒヨドリも時折、ピーヨ!ピーヨ!と大きな声を出しつつも、逃げ出さなかった。

ここで、この柿の木の実質的な支配者であるカラス会長が登場してくれれば面白かったのだが、
あいにくこの時は不在だった。もっとも、「ぼく」に対してどうかといえば、カラス会長よりモズの方が強い。
「ぼく」に対しては、ここらに来るブト、ボソどちらも、恐ろしくとっとと逃げ出すからである。

ナワバリ内のひとつで力を誇示できたのか?一旦他の枝に移ったあと、別の場所に去っていった。

おお、ヒヨドリよ、君は勇敢だな。それとも、相当腹が減っていたのか。
ともかく、1羽のヒヨドリは、モズの脅威に打ち勝った。

それと、実はもう一羽、もう一種、もう一個体? 残っているものがいた。
長旅を経て危険な市街地を生き抜くジョウビタキの♀、ジョビコが尾羽をピロピロをさせながら端の方にいたのだった。




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