ココロで感じたとりたち ~Great Nature&Birds~ | 野鳥(陸のとりさん)
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2016.11.04

シジュウカラのこと


周年通して見られるとりがいくつかいる。
繁殖期に一番騒がしいのはスズメだ。
今や、スレート屋根が増えてしまったから、年々繁殖場所の取り合いが熾烈を極めている。
一通り繁殖が終わると、彼らの姿はあまり見られなくなるが、
秋になると、その年生まれの若いものも含めて、植物の実や残り少ない昆虫などを求めて集団で行動する姿が見られる。

次によく見られるのが、シジュウカラ。
このとりは全国的に生息し、多くの環境に順応している。
スズメが人に頼って生きているのに対して、このとりは人を必ずしも必要としていない。

以前も何度か話をしているが、彼らが成鳥(生まれてから1年ほど)になる確率はかなり低い。
それはシジュウカラに限ったことではないが、若い個体を見ていると、野生を忘れかけた半野良猫にも容易くやられてしまいそうな鈍感さだ。

ただ、そんな危うい、あどけない行動、純真な眼差しとともに屈託のない表情がこの上なくかわいい。


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人々は幼いものの瞳に惹きつけられる。
なぜだろう?


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黄色の嘴、パステル調の体色と相俟って、なんともいえないやさしさを感じる。

2枚の画像は7月下旬のもの。
他にも色々な画像があったが、なかなか見つからない。

今年、近所では親鳥と一緒に3羽の幼鳥を確認した。
その後、度々姿を見かけ、幼鳥3羽だけでワイワイやっていることもあった。
彼ら今年生まれの幼鳥だけで戯れる姿は、無邪気に遊ぶ人間のこどもらと一緒で、
ただひたすら本能の赴くままに忙しなく動きまくる。
そこには規則性や警戒心の欠片もないから、そこからだけでも幼鳥とわかるし、
ひたすら純粋だから瞳にも濁りがないのだろう。


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今年生まれの幼鳥たちは、その後換羽の時期を迎え、一時などはボサボサ白髪交じりのおじさんのような姿になっていた。
今頃はこんな黒ネクタイ、真っ黒な髪を持つ凛々しい出で立ちになっていることと思うが、果たして何羽元気にしているだろうか。

シジュウカラは、他のとりたちと仲が良い。
仲が良いなどという言葉は、野に生きるものたちには当てはまらないことだと思うが、
柿の木で他種とばったり遭遇しても、追いかけられることはほとんどない。

それは食べ物が違うからだろう。
ヒヨドリやメジロなどは、花粉や果実が好物だが、シジュウカラは昆虫がいる時期はそれを探し
表に姿が見えない時は、葉陰や樹皮の隙間などに嘴を突っ込んで探している。

そうしていよいよ厳しくなってくると、柿を食べ始める。
元々雑食性なのだが、ヒヨドリやメジロなどが柿の木に頻繁に来るのに比べ、シジュウカラはそれほど来ない。
やっと来たと思っても、熟々の柿の実をめがけてガッツクようなことはせず、枝から枝へ忙しなく移動する。
しょうがないなぁというような面持ちで食べやすそうなものにとりつくが、二口、三口して飛び去る。

もしかしたら渋柿の方が好みなのかな?


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2016.10.29

ジョウビタキの来る頃

前回、もはや風前の灯火となった柿の木食堂の話をした。

柿の木食堂には、実に多くのとりたちが来る。
といっても、都市部だから珍しいものはほとんど来ない。
ハシブト、ハシボソガラス、ムクドリ、ヒヨドリ、ツグミ、キジバト、ハッカチョウ、ガビチョウ、モズ、
メジロ、シジュウカラ、コゲラ、スズメ、ジョウビタキなどである。

この中で、必死になって来るものと来ないものがいる。
モズなどは、稀に小鳥たちが集まっているのを近くのアンテナから見下ろし、
尾羽を「くるりん、くるりん」とやりながら、よからぬことを企んでいる面持ちでいる。

人間のエゴで好まれ、人間のエゴで捨てられて外来生物などという悪者のレッテルを貼られた
ハッカチョウ、ガビチョウなどは、厳しい冬の最中に「なんでもいいから食わせろ」?という理由で姿を現す程度。

そして、ジョウビタキ。今年はヒーヒーカカカッ♪のナワバリ宣言を聞く前に食堂に登場した。
初認は昨年とほぼ同じ日付である。


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小鳥たちが乱舞するなか、不思議な柿が飛んでいるように見えた。

寄る年波には勝てず、視力も落ちているから、メジロ数羽、シジュウカラ、スズメたちが椅子盗りゲームのように争っている姿、
それと、たわわに実った柿とがダブって困ったもんだと思っていたところ、
銀髪に柿色の衣をまとった孤高の冬鳥、ジョウビタキの♂が、羽をばたつかせて乱舞するとりたちの動きを牽制していた。
ふいに現れたので、ビシッとした画は撮れなかった。ジョビオよ、勘弁してくれ。

ジョウビタキは、非繁殖期の秋になると中国北東部、ロシアから越冬のためにやってくる。
集団で渡る姿を見たことはないし、文献にも載っていないようだから、いつも単独でやってくるのだろう。
そんなタフなとりだから、ちょっとしたことでは動じない。
だからといって、警戒心がないわけではないが、ジョウビタキというとりは、賢くタフなとりである。
長い間、同じナワバリの個体をいくつも観察してきたが、秋にやってきて春先になるまで姿を確認できた個体がほとんどである。

ロシア、中国といえば、お世辞にも環境問題を政策の頭に掲げている国とはいえない。
ただ、日本もそうだが、実態の乏しい環境対策の話は耳にする。
そんなぼくの想像できない、見たことのない世界で繁殖をし、毎年しっかり日本にやってくる。
今、まだなんとか生き延びているのだろうか、それとももうギリギリで種をつないでいるのだろうか・・・
知ることができるのは、自然への興味、関心、畏敬の念を持った人たちが真剣に考えることが欠かせない。


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カラス会長のしもべ、実質的な柿の木食堂のオーナーである「NANDA HIYOKA」。
ほぼ純粋な日本鳥なのだが、名前はなぜか洋風。余裕の羽繕いをしているの図。

だいだいどこかで食べているか、熟れている実の近くで睨みをきかせている。
内的個体差も様々で、ひたすら好戦的なものもいれば、スズメ板長が仲間を連れてきても見て見ぬふりをしているのもいる。
この先、ブログにもたびたび登場することと思う。



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2016.10.28

変わりゆく季節、変わりゆく街


にわかに近所が焦臭くなってきた。
高度成長期を支えた世代がリタイヤし、静かに暮らしていた地域だが、
出て行った子供たちが帰ってこず、空き家が増えたり、問答無用の造成がはじまった。
近所付き合いのあったおばぁちゃんなどが消え、何も知らない息子やらが来る。
何も知らないだけならいいが、なぜか横柄な態度の輩が多い。
残ってがんばっているお年寄もまだいるが、緑が消えてゆくのは時間の問題である。

この辺りの自然や柿の木食堂なども、ちょっと目を瞑っているうちにそっくりなくなってしまうんだろうな。
そんなことを日々感じていると、どうにも息苦しくなって非常に居心地が悪い住まいになってしまった。

そんなこともあってか、最近どうも気性が荒くなっている。
世の中のインチキらしきもの全部に腹が立っている。
そこらへんで息抜きにとか温泉にでもとかいう程度では治まらない深いものだ。
いっそ住処を変えてしまおうかとも思うのだが・・・


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最後に僅かに残った獲物にありつくメジロちゃん。
でも、鳥たちの力関係は、人間の世界でいう虐める虐められるという単純なものではない。

ヒヨドリにしてもムクドリにしても、一番最初に柿の実を食べ始めるのは容易ではない。
嘴でつついて穴をあけ、そこから皮をはぎとって・・・
という短時間では終わらない作業だから、途中邪魔が入ったりする。

邪魔といえば、大抵カラスの仲間になるのだが、彼らは太い嘴でいとも簡単に大きな柿を分解してゆく。
その間、なわばり意識の強いヒヨドリなどは何をしているかというと、一定の距離からじっと見ている。
ハシボソカラスがひとしきり食べ終わると、食い散らかされた柿の実があちこちに出来上がる。

ヒヨドリが待ってましたといわんばりに、けたたましい声を上げて数羽でとりつく。
すでにタネまで見えているものも多いから、ジューシーな果肉を楽々食べることができるわけだ。
ヒヨドリが腹を満たすと、条件が悪いところで食べていたスズメたちがワッとやってくる。
そこにメジロや混群仲間のシジュウカラも加わって、柿の木が大賑わいになるのだが、やはりスズメは柿の木食堂の板長、 
メジロなどの見習い皿洗い的なものには厳しい。

そんな食堂の一番格下のメジロだが、彼らにしてみれば、ヘタにわずかに残っているものでも十分な量なので、
柿の木全体で見てみると、うまいことバランスがとれていることがわかる。
もちろん、鬼どものいぬ間にちゃっかり大物をいただいていることもあるわけだが・・・


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自然は人間が見ている、考えている以上にしっかりした世界を持っている。

国、地方公共団体などがエコだ共存だなんだと綺麗事を並べているが、こういうちょっとした緑、生き物たちが生きる場所を真剣に考えたことがあるだろうか。

今の庭なし住宅事情を見れば、答えは自ずと出ているわけだが、緑地を減らすことが止められないなら、せめて建築条例などを変えて、
戸建てには一定の緑地、マンションには屋上にという具合に、彼ら(植物、昆虫、鳥・・・)の居場所を作ってはもらえまいか。
そんなものは、田舎に行けばどこにでもある、公園で十分ではないか、柿の木一本でも管理は大変・・・
ならば、それに対する税制優遇措置などを設けてはくれまいか。



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2016.07.07

アブラゼミツクツクボウシクロアチアの鳥本子すずめの死・・・


もう少しで更新します・・・ などと言っておきながらあっというまに月日が流れてしまいました。

今年は少なめだったホトトギスの夜鳴きも、6月中旬には2羽が競うように鳴いたり、毎晩夜空を賑やかにしてくれて、少しばかりほっとしました。

ホトトギスといえば他鳥?に子育てを押しつける托卵鳥として有名ですが、他のホトトギスの仲間・・・

カッコウ、ツツドリ、ジュウイチの声は都市部では全く聞こえないのに、ホトトギスだけはわりと身近な場所で聞こえてきますね。

これは、托卵する相手として都市部に生息するウグイスが多いからで、ウグイスが多いところにはホトトギスもやってくるというわけです。

そんな一年中身近にいるウグイスなんですが、近年生息域を脅かしている外来生物がいます。

私の近所にもついに進出してきたガビチョウです。

このガビチョウというとりさんは、繁殖力が強いと言われていて、ウグイスなどと生息域が重なることから、ウグイスの減少が危惧されています。

一年中賑やかな声で鳴いているので、その存在はすぐにわかるのですが、確かに一昔前までは山で聞く程度だったのですが、

あっというまに都市部の公園でも目にするようになりました。

ホトトギスはウグイスの他にもホオジロやアオジなどにも托卵するので、ウグイスの減少によって、それ自体の数が減ってしまうとは言えませんが、

ホトトギスの声が聞こえないと、ウグイスとガビチョウの関係を考えてしまいます。


タイトルがなにやらゴチャゴチャした文字で埋まっていますが、最近起きたことを乱暴に記しました。

今年はアブラゼミの初認が、6/25、ツクツクボウシの初認が7/6、スズメやツバメの繁殖も確認できました。

今年も近所に渡来したツバメは少ないですね・・・ 拙宅はいつでもwelcomeなんですが、いつまで経ってもやってきてくれません・・・

クロアチア語でしか解説していないクロアチアに住む鳥の図鑑も入手したんですが、これはまた別の機会に紹介できればと思いますし、

私のアドバイス付きの上で家人が救出した子スズメのお話もまた改めてできればと思います。


自然のことはもちろん、言いたい、叫びたい、知ってもらいたいことはたくさんあるんですが、どうも熱情的なモノ言いになりそうで、

相変わらず己の不甲斐なさに辟易するばかりです・・・





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2016.05.08

ぎゃーすけの家探し


鳥たちの多くが恋の季節を迎えました。

遠くからは、アオゲラのピューピューピュー♪ コジュケイのチョットコイ、チョットコイ♪
夜には、フクロウさんが隣の隣のアンテナに止まって、ホーホーゴロスケホーホー♪

近所では、ちゅん太、シジュウカラ、ムクドリを中心に、日の出の前からワイワイガヤガヤやっています。
先日は、ツバメちゃんも2羽電線に止まって、しきりに♂が♀にアプローチしていました。


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そんななか、今年もムクドリのぎゃーすけたちが愛の巣探しにやってきました。

彼らは色々な場所で営巣しますが、最近は空き家が増えたこともあり、使われていない雨戸の戸袋を狙っている姿をたびたび目撃しています。

この場所は毎年恒例なんですが、戸袋までのアクセスがいまいちなのか、室内の間取りが悪いのか、近所に変なおっさんが住んでいるからか?

とにかく、巣材は運び込んでいるものの、その後ほどなくして姿を消してしまうばかりなんですよね。

さて、今年はどうなることやら・・・



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2015.07.24

ぼくも巣立ったよ~


梅雨らしく長雨が続いていましたが、一転して夏本番の暑さになった首都圏。

季節が変わってゆくのと同じく、生き物たちの様々な移ろいも見ることができました。

あんなに毎晩鳴いていたホトトギス、6/29を最後に聞こえなくなりました。

以前紹介したシジュウカラの幼鳥も今のところ無事のようで、親鳥と一緒に飛び回っている姿を度々見かけます。

6月中旬にはフクロウの声も聞こえ、7/1にはアブラゼミが一匹、フライングぎみで鳴いていました。

7/10の夕方にはヒグラシが鳴き始めましたね。

ちょっと心配なのが、近所の雑木林・・・大きな木がたくさん切られ、雲行きが怪しくなってきました・・・

それから、例年多くのツバメがやってきていたんですが、今年は以前紹介して以来、声も姿も確認できません。

いくつかの決まった民家などで営巣していたんですが、もしかしたら環境が変わってしまったのかも知れませんね。


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さて、ちょっと前になりますが、7月の上旬に、いつも観察していた鬼瓦で営巣、育雛中のスズメが巣立ちました。

巣立ったところを観察してはいませんでしたが、鳴いていた雛の声が聞こえなくなったので、恐らくその場所の個体だと思います。

しきりに食べ物をねだる巣立ち雛・・・ はじめのうちは、親鳥がせっせと昆虫などを運んできていましたが、

そのうちに雛を誘導するように、口にくわえたまま、あちこち移動していました。




まだ満足に飛ぶことも出来ない雛・・・ 

それでも柿の木まで来て、更に一羽で試練は続きます・・・

とにもかくにも、全国的にも激減していると言われているなか、今年も無事に雛が巣立ってくれてよかったです。

現在は、別のつがい?が、また鬼瓦を往き来しているので、そのうちまた巣立ち雛の姿を見ることができそうです。



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2015.05.24

オレと一緒になろう!



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早朝5時すぎ、辺りがやっと明るくなってきた頃 ♂「オレと一緒になろう!」 ♀「・・・・・・」

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♀「い、いきなりですか!」 その間凡そ3秒ほど

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機材条件同上 480x270

♂(左)「ふぅー・・・」 ♀(右)「なんだかなぁ・・・」


ちょっとアダルトな会話にしちゃいましたが、今の時期はあちこちで繁殖活動真っ盛り。

ツバメちゃんも後から何個体もやってきて、毎日賑やかに飛んでいます。

アオゲラの ピョーピョーピョーピョー♪という声も頻繁に聞こえてきます。

ムクドリは2羽で戸袋の物色をしてたり、鬼瓦のちゅん太は抱卵中の様子・・・・・

4月後半にやってきたホトトギスは、毎晩のように夜鳴きし、最近では2羽ほど聞こえてきています。

そして、昨晩はフクロウさんのゴロスケホーホー♪の声が久々に雑木林の方向から聞こえてきました。

彼らの一生の中で一番大切な、そして勝負の時・・・ 温かく見守ってあげてくださいね。



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